
太山寺は兵庫県神戸市西区にある天台宗の仏教寺院で、兵庫県でも有名な寺社にあげられます。
山号を三身山と称し、本尊は薬師如来と十一面観音、開基は藤原宇合と伝えられています。
太山寺は藤原鎌足の発願から、鎌足の子である定恵和尚が開基とされています。
鎌足の孫の宇合が見た夢の中に薬師如来が現れ、定恵和尚が結縁した土地で和尚が願望を果たせずに没したことを示現したといわれています。
宇合は薬師如来の教えに従い、716年(霊亀2年)に堂塔伽藍を建立したと伝えられています。
元正天皇の勅願寺になってから、歴代の天皇から一般民衆まで広く信仰を集め、鎌倉時代には僧兵を養い、最盛期には塔頭41坊をもつ大寺院になったと言われています。
その後、戦火などにより興亡を繰り返してきたそうで、現在は塔頭5坊を残すのみとなっています。
かつての「本堂」は鎌倉時代に創建されたといわれていますが、1285年(弘安8年)の火災で焼失、その後、1293~99年(永仁年間)に再建されたようです。
「本堂」は1964年(昭和39年)に解体修理され、その際、瓦葺きであったものが銅板葺きに変えられ、朱も塗り直されたといわれています。
そのためか一見新しい建物に見えます。